迷子の妄想、ループループ!
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楽園は逃げ出した (島準)
※やたら暗くて意味不明な話です
きもちわるくてだめだめな島崎が許せる方のみどうぞ

log(07.12.26)
title ; 9円ラフォーレ


「あーあーあーあー」

死んでしまいたい、もうどうにもならない

「あーあーあーあー」

俺は最低だ、ついでにいうとお前も最低だ

「あーあーあーあー」

もはやどうにもならない、最低だ

「あーあー」「慎吾さん」

何ですかじゃねーよ、だからお前は馬鹿なんだ



 楽 園 は 逃 げ 出 した



「いいですか、俺がいない間に自殺しないでください」
「お前がいる時は?」
「だめです」
「じゃあ俺はいつ死ねばいいんだ」
「死なないで下さい」

ああいえばこう言う、こいつは本当に口うるさい、というか俺のことに関してだけ口うるさい。死なないで下さい、という言葉の響きを咀嚼するために俺は口を動かして、し・な・な・い・で・とそっと息を吐く。あんまり美しすぎる言葉は俺の心に響かないってこいつは分かってないらしい。

「第一お前は何で俺のお守りをしてるの?」
「慎吾さんだけが頼りだからです」

頼り。なんていう陳腐な響き!

「慎吾さんが居なくなると、俺困るんです」
「だから死なないで下さい?」
「はい」

自分勝手だなってお前、お前のわがままのためだけに俺に生きろっていうのか、なんて利己的な虚栄心なんだ。そこには愛だとか恋だとかそんな艶かしい響きどころかわずかな温度さえ残ってはいない、むきだしのぎらぎらの欲望?偏愛?ああ、独占欲か。

「第一、お前わけわかんねぇ」
「はい?」
「お前、俺が死にそうなぎりぎりのところで家に来るだろ。元気に生きてるときか死んでからかどっちかにしろ」
「いやですよ」

死ぬぎりぎりの苦しそうな表情が、慎吾さんの一番美しい顔だと思うんです、真顔で言い切る準太の顔はやっぱり美しい。俺は?苦しそうな顔が美しいの?なら何回でも死んでやろうか、ってうそだよ。そんな顔すんなってば不細工。

「慎吾さん、すきです」
「あぁそうか、俺も好きかもしれない。」


お前のそういう馬鹿なところが。



( e n d )
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