迷子の妄想、ループループ!
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スティグマに欲情 (本山ノ井)
季節はずれ大絶賛なバレンタイン話です^^
やたら短い・・・

題は ちりあくた より




ス テ ィ グ マ に
     情




ザワザワと騒がしい昼休み。弁当はとっくに食べ終わった。満たされない腹を満たすためにエナメルをあさった瞬間ガサリと音がして、今朝クラスの女の子に頬を染めてバレンタインの何かを渡されたのを思い出した。

目の前で玉子焼きを頬張る山ちゃんの様子を一応ちらりと伺うと、にやにやした顔でこちらを見ていた。うん、こういう時は嫉妬するタイプじゃないよな。

「モテモテじゃん」
「山ちゃんだって貰ってたじゃん」
「おれのは義理だろー」

話しながら、いかにも手作りな感じのラッピングをほどく。中身はクッキーだった。

口に放り込んだとき、横からその女の子が声をかけてきた。

「も、本山くん…どう、おいしい?」
「(未知の味…)」

顔をしかめることなく嚥下すると、おいしいよと言い礼を言った。

「ねー山ちゃん」
「なに?」

女の子が遠くに離れていったのを確かめたあと、声をかけた。

「俺ってひどいのかな」
「不味いの?」

山ちゃんは笑いながら言った。

「いいんじゃない、別に」

山ちゃんらしいといえばらしい台詞に苦笑した。

「裕史」

呼ばれて顔を上げると、山ちゃんは愛しい顔で笑っていた。

「俺以外の人にはどんだけ優しくしてもいいよ」

けど、と山ちゃんは続ける。短い前髪の下の目からはほんとに微かな不安がみえた。

「俺にはためらわずに、酷いこと言って」

控え目な激情で俺を求めた、その唇に噛み付いた。


( end )

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やっと試験おわりました!
結局全部携帯打ちなのでまた見直しするかも
文(おおふり) comments(0)
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